384: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:20:54.67 ID:jvW3su8lO
おかげで過度な緊張感は次第になくなっていったが、今度は量の問題が現れ始めた。課題の多さのせいでメンバーたちの脳に疲労が積み重なっていたのだ。
かな子「あまいものがたべたい……」
卯月「お菓子、もうありませんね……」
三村かな子と島村卯月が痛みに似た空腹を感じて弱々しく零した。勉強をしているあいだの飲食は自由だったが、持ってきたお菓子類はすでになくなっていた。
多くの難問を解いていくうちに、脳が要求するままに糖分を摂取していたのだが、用意したぶんではぜんぜん足りなかったのだ。
凛「手もつかれたね」
未央「てか痛いよー……」
未央はペンを握ったままの右手の指を左手を使ってゆっくりと解いていった。ペンが抜けた指はまだ固く、曲がったままの指をピンと伸ばすのも一苦労といった有様だった。
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