330: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/07/08(土) 13:59:25.17 ID:8mPTevMeO
警告に振り向くと、ブレをはらんだ軌道が右斜め下から顎を狙って打ち上げられてくるのを中野の眼が捉えた。中野は後ろに身体を傾け、線を回避する。 永井は一メートル程の長さの木の棒を右手で握っていた。振り切った棒を両手で掴み、今度は中野の左側頭部めがけてふたたび攻撃しようと前に出る。
永井 (第二案「脳しんとう」。頭を揺さぶり、軽度なら数秒、重度なら数時間意識喪失させられる)
中野は永井の追撃への対応に全思考を使う。そして、殺さず無力化する方法を思いつき、振りかぶる永井に向かって突進する。
中野「どうやるんだっけな、アレ!」
中野は永井が木の棒を振り切るまえに距離を詰めると、左腕を永井の首にかけ行動を制しながら、自分は永井の背中へとまわる。首に巻きつけた左腕を右手で掴むと、力を込め、永井の首を締め付ける。
中野「中学のとき流行ったっ……!」
永井 (失神ゲームか)
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