305: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/07/08(土) 13:17:22.07 ID:8mPTevMeO
アーニャは最近百まで数えられるようになった。お米の粒を使って数えたのだった。次の目標はティースィチャ、千粒まで数えること。
「とんでもなく大きいな」
と、言うのは父親。
「ストーの百万倍だよ、アーニャ」
友人が自分の言うことをちゃんときいてくれたのがうれしくて、アーニャはこの友人のことがますます好きになる。
「アーニャもつれてって」
この言葉には父親も友人も困ったように笑う。でも、本気で困っているわけではない。彼らの笑顔は微笑ましい。一方、アーニャはお願いしたのに笑われたからすこし不満げだ。そこで父親は今度キャンプに行って天体観測をすることを約束する。
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