286: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/07/08(土) 12:42:08.56 ID:8mPTevMeO
秋山がそう叫んだ直後、二本の銛が秋山の身体を貫いた。ワイヤーが巻き取られると、秋山は後ろへ引っ張られて廊下の床へ倒れ落ちる。銛そのものも、秋山が引っ張れていくと、滑るように身体から引き抜かれそうになったが、先端にある返しが肉に引っかかり食い込んで、銛が抜けてしまうのを防いでいる。
中野「おじさん!」
中野が秋山の手を握り、これ以上後ろへ引っ張られていかないように二人は手に力を込める。
高橋「ワイヤーがかかったぞ」
ゲン「田中さん! 今だ!」
田中がダートライフルの引き金を引く。真っ直ぐ飛翔する麻酔ダートは中野のすぐ横を通り過ぎ、?を切り裂いた。
高橋「本当にヘタだな」
田中「だまれ」
言いながら田中は次の麻酔ダートを装填する。秋山はその様子を見ていた。
中野「抜けねーのか!? それ」
焦る中野に秋山は声を低めて言う。
秋山「おまえしかにいない」
中野にはわけがわからない。
中野「ハハハ、は!?」
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