278: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/07/08(土) 12:29:14.62 ID:8mPTevMeO
佐藤「絶景だね」
佐藤が集まった亜人たちを見渡して言った。
佐藤「初めてだろう、君たち? これだけの亜人が集まるという光景は」
亜人1「佐藤さん、ぼくはまだ仲間というわけじゃない」
眼鏡をかけた亜人が、首をもみほぐすように手を首筋に置きながら指摘した。
亜人1「あなたがどう亜人の権利を訴えていくのか、そのプランを説明していただきたい」
亜人2「そう、それ知りたい」
ショルダーバッグの男が同調する。
佐藤「プランなんてたいそうなものはないよ」
佐藤はあわてることなく、おだやかに言葉を続ける。
佐藤「ただ、できるかぎりのことを、精一杯やるんた」
佐藤はゆっくりと首を動かしながら、一人ひとりの顔を見渡した。かれらは口を結び、佐藤が次になにを言うかを待っている。佐藤がふたたび口を開く。
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