112: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/03/24(金) 22:21:18.27 ID:NJ9NkxEDO
ーー榎総合病院
慧理子はいらいらしていた。
慧理子「さっきの刑事が帰ったと思ったら、また? 協力者なんて、わたし知らない!」
慧理子は病院のベットの上で身体を起こしていて、すぐに隣には美波が椅子に座って身体ごと慧理子に向けている。美波は妹の表情を心配そうにうかがっていた。そこからすこし離れた位置には下村が座っていて、慧理子の視界の縁側に収まっていた。役人らしい、平静な表情をしている。病室から廊下へとつづく入り口の扉の左右には二名の警官がかなり前から立ったままで、いまも慧理子を見張っていた。
美波「慧理ちゃん、落ち着いて。病院なんだよ?」
美波は妹にやさしく話しかけたが、こうかはないようだった。
下村「私は亜人管理委員会の者で警察ではありません。あくまで亜人の研究・管理が目的で……」
慧理子「わけわかんない!」
慧理子は下村の説明を最後まで聞かなかった。
下村「私はあなたに永井圭の私生活について伺いたいだけなのです」
慧理子「なんでわたしがこんなめんどくさい目に……」
慧理子は言葉尻をちいさくしながらぶつくさつぶやいた。
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