71:名無しNIPPER[sage]
2017/03/09(木) 01:08:31.80 ID:QnsYoMfx0
自分の部下たちは、鳥かごで上がってきていたようで待機中だった。
夕立が僕を見る。
「勝ったから」
それだけ彼女は言った。
後の皆も同じように、何も言わなかった。
すこしめまいがした。
僕よりも、彼女たちは前任者を慕っているのは、いい。
けれども、前任者への侮辱で本気を出すことは…耐えられそうになかった。
自分でも何を言っているのか僕はわからなくなった。
ただ労いの言葉を繰り返していたのだろう。
そんな思いで、僕は部屋に戻った。
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