236: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/04/08(土) 19:17:21.40 ID:z+8iKsTi0
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桃子は寝る前に、今日会った二人のことを考えていた。
桃子(真似っこさん……マホちゃんは、打ち方を真似すると真似した人の『力』も再現できるんすよね。
なら……私のステルスも、あるいは……)
明日は警戒した方がいいかもしれない。
桃子(それに、清澄のおっぱいさんも、私のステルスが通用しなかったし……。
嶺上さんも、私が切った牌の中で槓材だけはギリギリ見えたらしいっすから、要注意っす)
それから、京太郎。
桃子(京ちゃんさんは……変な人っす。なんで私なんかにこだわるんすかね)
龍門渕透華のように、桃子をライバル視する人は今までにもいた。だが、それは桃子が強いからだ。
桃子でなくても、麻雀が強い人はいくらでもいる。桃子のそばにも、加治木ゆみというわかりやすい例がある。
桃子(なのに、京ちゃんさんは……加治木先輩よりも、私に勝ちたがっている。
それに、変なこだわりを感じるっす。あの時も……)
――――
今日の練習中のこと――
京太郎「ロン!リーチタンヤオ……」バラッ
桃子「フリテンっすよ。須賀君」ユラッ
京太郎「……そうか。なら仕方ない、罰符でいいな?」チャラ
桃子「えっ……いや、でも……」
桃子(確かに普通ならこのチョンボは罰符か和了り放棄……でも、今の状況は普通じゃない)
桃子「いいっすよ、ロンだけ巻き戻しで。こんなの、私と打ってたらよくあることっす」
京太郎「いいや、ルール通りにするべきだ。どんな理由があれ、俺は誤ロンのチョンボをした。なら満貫払いだろ」
桃子「……まあ、いいっすけど」
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