京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」
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229: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/04/08(土) 19:07:55.77 ID:z+8iKsTi0
――――

マホ「キャーッ!イヤーッ!」

京太郎「やめろー!死にたくない!死にたくなーい!」

二人が叫ぶのもどこ吹く風で、地獄の道先案内人は哄笑する。

智美「ワハハハハハーッ!これだよ、この感覚だ!田舎の道、荒い地面っ!最高だぁー!」

マホ「先輩、マホ、気持ち悪く……」

京太郎「ちょ、吐くのか!?蒲原さん!袋はっ、ゲロ袋は!?」

智美「エチケット袋と呼べ!はしたない」

京太郎「どっちでもいいですから!てかなんでそんな余裕なんですか!?」

マホ「先輩、マホもう……」

京太郎「待て、なんでこっちを向く!?俺は何もできないぞ!おい、やめ――」

――――

マホ「うう〜、ごめんなさい……」

京太郎「いや、悪いのは絶対にマホちゃんじゃない……」

念のため着替えを余分に持ってきていてよかった、とつくづく思う。

智美「ワハハー。悪いなー、まさかそんなに乗り物に弱いとは」

もはや文句を言う気力も無い。

京太郎(悪い意味で、酔いが醒めた……)

マホ「でも、吐いてから……少しスッキリしたかもしれません。あと、お腹もペコペコです!」

京太郎「……強いな、君は……」



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