189: ◆3em28n6/NM[sage saga]
2017/04/08(土) 18:03:32.29 ID:z+8iKsTi0
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まこ「妹尾佳織か……」
京太郎「はい。何か、特徴とかは?」
まこ「特徴と言っていいかは分からんが、初心者であることは確かじゃな。
……いや、今ではもう初心者を卒業しているかもしれんが」
京太郎「ふむふむ……少なくとも、染谷先輩が当たった時は初心者だったと」
まこ「ああ。……それから、これは多分偶然じゃろうが……」
京太郎「?はい」
まこ「やつは役満で和了ることが、やけに多い。……役満和了されても、あまり動揺しないことじゃ」
京太郎(強運、って事なのか……?)
――――
久「ああ、鶴賀の元部長さんね」
京太郎「えっ、あの人が部長だったんですか!?」
久「そうよ、知らなかった?……まあ、気持ちは分かるけど。加治木さんの方が、それっぽいしね」
京太郎「それで、団体戦で闘った相手としてはどうでした?」
久「う〜ん……。あ、私あの人に、遠回しに頭悪いって言っちゃったのよね」
京太郎「へ?……打ち方に、ミスが多いとかですか?」
久「どうかしら。結構、堅実な打ち回しだったと思うけど……。
まあ、一度打ってみれば分かるんじゃない?」
――――
京太郎「和、鶴賀の東横さんってどんな人なんだ?」
和「……なぜ、そんな事を?」ジトッ
京太郎「えっ!?あぁいや、
別に紹介してほしいとかそういう下心が有るわけじゃなくてだな!その――」アタフタ
和「……冗談です。優希から話は聞いてますよ」クスッ
京太郎「なんだ、心臓に悪い……」
和「でも……残念ながら、私ではあまり役に立てません。
他者を気にし過ぎるという弱点を克服した結果、私は相手の打ち筋にほとんど注目しなくなりましたから」
京太郎「……なら、麻雀に関係ないことでもいいから、何か特徴とかは?」
和(……やっぱり下心があるのでは?)ジッ
京太郎「?」
和「……はぁ。そうですね、人としての特徴なら――凄く、影の薄い人でした」
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