173: ◆3em28n6/NM[saga]
2017/01/26(木) 15:26:08.42 ID:YrfCuXWK0
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そして時は過ぎ……。
衣「もう帰るのか?」
咲「うん。また、一緒に打とうね」
純「ははっ、また来いよ」
優希「くっ……次は絶対勝ち越して、その余裕ひっぺがしてくれるじぇ!」
透華「楽しかったですわ。ぜひまた」
久「ええ、もちろんよ」
各々に挨拶を済ませる。そして、いよいよ屋敷を出るという段になり――
久「さ、行きましょ」
衣「おーい、ちょっと待ってくれ!」タタッ
マホ「……?」
京太郎「俺たち……ですか?」
衣「あぁ。その……なんだ。今言うのも変だが、伝えてないと言ったらトーカが怒るのでな……」
京太郎「何ですか?」
歯切れの悪い様子に、何か悪い事でも有ったのかと身構える京太郎。
衣「夢乃マホ。それに……須賀京太郎。お前たちと打って……楽しかったぞ」
京太郎「……え?」
マホ「――はいっ!マホも、楽しかったです!」
衣「そうか、良かった。……それだけだ、じゃあな」
京太郎「……天江、さん」
きびすを返そうとする衣を、京太郎は呼び止めていた。
衣「衣で、良い。なんだ?」
京太郎「俺も……楽しかったです。またやりましょう、衣さん」
衣「……!ああ、またな。京太郎!」ニコッ
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