【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた
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凪
◆oUKRClYegEez
2017/01/01(日) 12:25:21.14 ID:iRQ7Z3iM0
美亜「はい、じゃこれから新入生に向けてのFC部デモンストレーションをします!ボクは部長の東ヶ崎美亜です! こっちは助手の詩緒ちゃんでーす!」
美亜先輩と内山は、すでにグラシュを履き、体型がはっきりとわかるFC専用の服、フライングスーツを着ていた。
美亜先輩は男子の憧れのような体形で目のやりどころに困る。
対し内山は、無駄な肉の一切ないスレンダーなタイプ。上から下まですとん、というわけではないが、となりにいる部長と比べると見劣りするだろうか。
俺はあくまで試合・練習着として既にフライングスーツを買っている(用具一式はそろえた)からそこまでじろじろ見ることはしないが……三平はじめ、他の男子は違うかもしれない。
女子は「これ着るのちょっと勇気いるよね」「全く男子は……」「でもかっこいい……」とか言っている。
詩緒「内山詩緒です! お願いします」
朗らかに笑って内山が――ってえぇ⁉
洸輝「内山……?」
さっきあれだけ体型の解説しておいて何驚いてんだ俺、という気がしないではないが。
詩緒「あんたも入ったのなら詩緒でいいわ。でも今はちょっと黙ってて」
洸輝「……おう」
そういえば内……詩緒はスポーツ推薦か。なら、入学前からここの練習に混じることもあったのかもしれない。
美亜「この中にまずグラシュを履いたことのある人? それで空を飛んだことのある人?」
2、3人が手を挙げる。
美亜「FCは?」
聞くと、全員の手が降りた。
美亜「そっかー、初めてかー。よし! まあいい! とりあえず履いて飛んでみてもらおう!」
え、という声が口々に漏れる。
美亜「飛んでみないことには始まらない。それに、みんなも飛んでみたいと思ったからここにいるんじゃないの?」
それは確認の質問だった。
『そうであることが当たり前』、というひどく当然の。
笑顔でされた質問に、しかし俺は震えあがった。
さも当然のように人の心をダイレクトに揺すって来る恐ろしさに。
そのあたりに、男子部員が少ない理由がある気がした。
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