【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた
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32: ◆oUKRClYegEez
2017/01/01(日) 12:15:53.82 ID:iRQ7Z3iM0
詩緒「お、来た来た。先輩、あの子ですー」

 寮に全速力でグラシュを取りに行き、そして全速力で各部活がテーブルと入部希望用紙を置いている校門近くに戻った。

洸輝「ぜー……ぜー……」

「まずは息を整えて。それからでいいよ」

 テーブルの前で膝をつき、肩で息をする俺に、女の先輩が声をかけてくれた。

洸輝「ふー……。新入生、伊泉洸輝、FC部に入部を希望します」

「はい。ボクは部長の東ヶ崎美亜だ。気軽に美亜さんと呼んでくれ」

 女の先輩――東ヶ崎美亜(とうがさきみあ)さんは、そう言った。

美亜「ボクも洸輝クンと呼んでいいかな?」

洸輝「どうぞ……」

美亜「ありがとう。我がFC部は基本的に下の名前で呼び合うようにしてる。空を飛び回るFCでは、常に危険がつきまとっている。万が一のとき、名字で呼ぶより名前で呼んだ方が僅かでも早いし、名前で呼んだ方がより自分に危機感を持てる。持論だけどね」

 そう言って先輩はニッと笑った。

美亜「入部希望の紙を書いた後は、第3体育館に移動してくれ。軽いデモンストレーションをするから」


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