【蒼の彼方のフォーリズム】【オリキャラss】 蒼の彼方に光が見えた
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34: ◆oUKRClYegEez
2017/01/01(日) 12:25:51.35 ID:iRQ7Z3iM0
美亜「じゃ、ここにあるグラシュを順番に履いて飛んでもらおうかな。限りがあるから時間はかかるけど、初めの感動は絶対に味わってほしいな。っと、洸輝クンは自前だったか。飛んだ経験は……」

洸輝「ないです」

美亜「だよね。さっき手上げてなかったもんね。もうちょい条例緩くなりゃ、ボクたちも練習しやすいんだけど」

 たはは、と美亜さんは笑った。

美亜「詩緒ちゃん。彼のコーチ、頼める?」

詩緒「はい」

 詩緒が俺の方に来た。

 まだ履かない、順番待ちの三平が早速作った悪友と俺を口笛吹いて囃し始めた。

三平「おっ、さっそく個人レッスンかな?」

「やー、早くから青春してるねえ!」

 やめろよ、と言おうとした。口を開く前に詩緒が、出会って三平が瀬良さんのことを聞いたときのような恐ろしい声で言った。

詩緒「るっさい黙ってろ。不真面目だったら頭から落ちてしぬぞてめーら」

 三平は「おっと」と口をつぐみ、一緒に囃していた男子学生はおろか、取り巻いてみていた女子生徒までもが震えあがった。それだけの貫禄が、詩緒にはあった。

洸輝「頭からおちて死ぬことはないんじゃないか? セーフティあるはずだし」

詩緒「万が一よ。グラシュだって故障がないわけじゃない。じゃ、始めるわよ」

 「じゃ」で切り替えた詩緒に、

洸輝「おう」

 返事した。


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