83:名無しNIPPER[saga]
2016/11/27(日) 00:08:30.11 ID:FHyQmHZuO
「もう、大丈夫だから」
二人は彼の胸に顔を押し付け、涙を流しながら何度も頷いた。
家族、両親という拠り所を失った小さな手が、彼を離すまいと力を込める。
彼には、二人の想いが痛いほどに分かった。
育て親であり、兄と慕った男を失った時の自分と、あまりに似ていたからである。
彼の胸を痛めるのは、それだけではない。
二人を助けることは出来たが、失われた命は、あまりに多かった。
オークに惨殺された人々の遺体が、そこかしこに見受けられる。
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