210:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:26:58.92 ID:vYhwAq/BO
何より邪魔なのは魔術師の存在。
今まさに必死の形相で引き返している最中で、万が一彼女に当ててしまっては元も子もない。
魔術師に射線を阻まれ為す術がない兵士。オークは既に魔術師の背後に迫っている。
「くそっ、仕方ない。撃つぞ。しっかり狙え」
数発発砲するが、壁から壁へ飛び移るように移動している為に狙いが定まらない。
「伏せろ!!」
攻撃圏に魔術師が入った。兵士が魔術師に向かって叫ぶ。
(駄目だ、もう遅い。彼女は死ぬ)
誰もがそう思った。
しかし、オークは彼女を無視して此方に向かって来る。
何故かは分からないが、確実に仕留められたはずの彼女を追い越した。
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