183:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:39:47.84 ID:NG5ps7hHO
だが、中々見付からない。
この状況下。オークがいなくとも地上で見た光景は頭から離れない。
光の届かぬ向こう側には闇がある。
この地下通路には闇が迫ってくるような、言い知れぬ気味悪さがあった。
体力気力の消耗も激しい。
そして、いつ来るとも分からないオークの恐怖。焦りが増すのも仕方がないことだった。
「……あった。こっちよ」
東側の柱の下に小さく彫り込まれていた紋章をようやく見つけ、二人は再び歩き出した。
その後も何度か分岐に差し掛かったが、根気強く紋章を探し、正しい道を進んでいく。
間違いはない。確かに先に進んでいる。ただ、一つ不安があった。
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