勇者「救いたければ手を汚せ」 
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166:名無しNIPPER[saga]
2016/12/11(日) 01:09:13.06 ID:qKo0UXK4O

「武器に頼るんじゃない」

「お前のような奴が魔導鎧を着用しても、錯乱して暴れるのがオチだ」

「並の精神力じゃ、あれを使い熟すのは無理だ。大尉…司令官だからこそ扱えるんだ」

諭すように言って聞かせるが、部下の不満が解消された様子はない。

「はっ、流石は司令官直属の部下っすね。やっぱり言うことが違ーー」

と、すべてを言い終える前に、部下の頭が弾け飛んだ。

おそらくは近付けずにいるオークが苦し紛れに投げた瓦礫が運悪く命中したのだろう。

「……立ち上がる奴があるか」

不運と言えば不運だが、戦場において身体を晒すことの方が不用心と言える。

辺り構わず飛び散った血飛沫が、隊の何名かを血に染める。

錯乱したり嘔吐く者は一人もおらず、背後にいる部下が装填した狙撃銃を手渡した。



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