148:名無しNIPPER[saga]
2016/12/06(火) 00:49:06.06 ID:uyYIQu6tO
今、この瞬間にも、数多くの命が奪われている。
地下施設が完成してから現れたというのも、意図的なものを感じざるを得ない。
人々が我先にと争う様を見たいのか、更なる恐怖を生む為に敢えて待ったのか。
認めたくはないが、その目論見は成功したと言わざるを得ないだろう。
現に、世界は絶望に翻弄されている。人々は混乱し、生きる意味を失いつつある。
だが、それすらも、目的を成就させる為にとられた手段の一つに過ぎない。
勇者。希望を殺す。
たった一人を、勇者を苦しめる為だけに、絶望は殺戮と破壊を伴って姿を現した。
あの日に言った通り、別たれた一つとして、比類無き絶望として現れたのだ。
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