118:名無しNIPPER[saga]
2016/11/28(月) 03:06:33.00 ID:Ybh2kIgrO
「動くな。動けば、魔女が死ぬぞ」
「我と我等、絶望とは魂を砕くもの。これも嘘だと思うならば、やってみるがいい」
挑発的だが、自信に満ちた声。
一体どのようにして発声しているのかは分からないが、酷く耳障りで呪詛を含んだ声であるのは確かだ。
符術師は符を這わせていたが、魔女の炎は生きている。焼かれれば終わりだ。
穢れ焼き尽くす炎と言っていたから、符は除外されるかもしれないが、魔女自身の炎は分からない。
符が焼け、中に込めた魔力が外に出てしまえば、魔女は殺されてしまう。
故に、賭に出るのは躊躇われた。
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