36:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 23:11:25.83 ID:qJIGiTwi0
二人はカウンターで注文を終え、席に着く。
「あの、文香さん。一緒にゲームしませんか?」
「ゲーム、ですか。どのような?」
「ビデオゲームです。ほら、持ってきたんです」
ありすは文香の隣に座り、ゲーム機と「パズル&ウィッチーズ」のガシャットを取り出す。
「…私に、出来るでしょうか」
「パズルゲームですから、頭のいい文香さんならすぐ出来るようになると思います!」ガシャッ
「…あれ」シーン
「…どうか、しましたか?」
「あ、いえ…」
(ちょっと、なんで電源が入らないんですか!?)
ありすはガシャットを抜くと、再び差し込もうとして
「あ…」
「…?」
ガシャットの隅にあるボタンに気がついた。正規品に無いはずのボタンに
(こ、これ…あの時の)
それは、最初に紗南と拾った正体不明のガシャットであった。
(そういえば、持ったままでした…それでそのまま間違えて…)
「あのぅ…?」
「あっ、ふ、文香さん、えっと、その」
予想外の事態にしどろもどろになるありすを見て、文香はにこっと笑った。
「大丈夫ですよありすちゃん、また今度、教えてください。私もゲーム…興味出てきましたから…」
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