季節走り 心はいつまでも (モバマス)(輿水幸子)
↓
1-
覧
板
20
28
:
◆MhRo2YnWE.V/
[saga]
2016/09/30(金) 21:53:25.44 ID:pRXmeXlp0
「思わぬハプニングでしたが、私に食べさせてもらえるんですから、アナタにとってはラッキーな展開です! そうでしょう?」
「わ、わざとだな」
「なんのことだかわかりません。さあ、口を開けてください」
……この人気の少ない公園。すでに計画は始まっていたのか?
「そ、その箸を貸してくれればいいだろう」
「だめです。これは私のお箸です」
「……じゃ、俺がコンビニで箸をもらってくるから……」
「この近くにはコンビニやスーパーはないんです。わざわざそんな手間をかけさせてしまうのは申し訳ありません!」
完全にはめられてるじゃねーか!
俺が内心絶叫、実際には絶句していると、だから、と彼女は更に前に出てくる。俺はのけぞる。
「私が食べさせてあげますね! 遠慮はいりませんよ!」
いやしかし、と思う。
が、ここで俺は気づいた。幸子の声がだんだんと、大きくなってきている。その目も少し潤んで、肌も少し赤くなって、汗が浮かんでいるような……。
……そうか、そうか。
それがわかってしまうと、急につっぱねる気持ちがへこんだ。
「わかったよ」
「……だから、私が、え?」
「……口をあければいいんだろ、ほら」
そういうわけで、口を開けた。……他人に口の中を見せるのは、恥ずかしい。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
59Res/43.78 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
季節走り 心はいつまでも (モバマス)(輿水幸子)-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475034408/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice