727:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 10:37:30.22 ID:W9cmFSa50
ドザッ!
金属を打ち付ける確かな手応えを足に覚えつつ、コブラは背中から着地。
その姿勢のまま上体を上げて、古木の切り株の方へと目をやった。
コブラ「なにっ!?」
王の器は、切り株に乗ったままだった。
それどころか、蹴る前と比べても微動だにしておらず、足跡ひとつもついていなかった。
クリスタルボウイ「何をするかと思えばそんなことか」
コブラ「!」チャキッ
ヴァオオーーン!!
闇の嵐による不意打ちを喰らう寸前、コブラは咄嗟にサイコガンを抜き、サイコエネルギーで嵐の威力を軽減した。
しかし、なおも闇は重く…
コブラ「ぐふっ!」ズガーッ!
コブラは宙を舞い、その身を石の扉に叩きつけられた。
クリスタルボウイ「器は俺を選んだのだ。俺以外に、アレを操作することはできん」
コブラ「…ああ、そうみたいだな」ゴホ…
石の門の前で、コブラは起き上がりつつも、何やら手元を気にしている。
クリスタルボウイ「ほう、まだ奇策があるというのか」
コブラ「ああ、あるぜ」ピシュッ
クリスタルボウイの頭目掛けて、コブラはワイヤーフックを発射した。
そのフックをクリスタルボウイは頭を傾けて交わすと、鼻で笑いつつコブラに近付く。
コブラ「これだ!」ダッ!
ワイヤーフックはクリスタルボウイの後方、崖の側の石床に引っかかっていた。
コブラはウィンチの巻き上げをフルパワーのまま固定しており、巻き上げが生む推力と、自身の足が生んだ推力で、弾丸のように速さでクリスタルボウイに突撃し…
ドガァーーッ!
その透明な胴体に、強烈なタックルを決めた。
クリスタルボウイの脚は宙に浮き、コブラ共々崖に向かって突っ込んでいく。
ズザザッ!
そして、崖の手前でコブラは急停止し…
ブワッ!
跳ね飛ばされたクリスタルボウイは、奈落へと堕ちていった。
クリスタルボウイ「お前にはガッカリしたぞ、コブラ」ズオォ…
しかし、クリスタルボウイは奈落から再び現れた。
暗い空中に浮遊する宿敵の姿に、コブラは思わず疲れ笑いを浮かべた。
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