59:名無しNIPPER[saga]
2016/09/20(火) 04:03:32.76 ID:vBdGE3T40
レディ「ソウルを奪うですって?それじゃあ…」
コブラ「ようするにサイコガンは迂闊に撃てなくなり、俺の精神力も有限って事になっちまったらしい」
コブラ「それ以上に、他人の魂でもって動かなきゃならなくなったこの身体に、気色の悪いものを感じるぜ」
レディ「コブラ……」
コブラ「なあに、この身体がいじくり回されたのは一度や二度じゃない。人間、何事も慣れってヤツさ」
コブラ「さてと、ウォーミングアップも兼ねて、まずは俺たちをハメてくれたヤツにお灸をすえに行くとするか!」
レディ「え、ええ、そうね」
レディはコブラの調子が全く変わらない事に、かえって一抹の不安を覚えた。
しかしレディはそれを表に出さないように努めつつ、鐘楼へと走っていくコブラの後を追った。
鐘楼の中には四方に高く積まれた石壁と、鐘のある頂上まで伸びる一本の梯子があるだけで、謎の騎士の姿は影も形も無い。
コブラ「逃げ足の速いヤツだ。そんなにオレのお仕置きが怖かったのか?」
レディ「いない者を追っても仕方ないわコブラ。それより鐘を鳴らしに行きましょう?」
コブラ「しょうがない、次会った時はお尻ペンペンだ」
二人は一応の警戒をしつつも、長い梯子を登った。
776Res/935.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20