514:名無しNIPPER[saga]
2018/10/27(土) 03:08:07.63 ID:LCG/OwM30
ドワアァァーーッ!!!
蒼光の爆発は黒い外套の男を包み込み、爆風はコブラとレディを部屋の隅まで追いやり、オーンスタインを怯ませた。
黒い外套は焼き飛ばされ、破壊された繊維は部屋中を舞い、部屋を強烈に照らした輝きの残滓は光の糸を引いて辺りを漂う。
ベチャッ
コブラ「うっ!」
吹き飛んだ男の皮膚片が一つ、コブラの足元に転がった。
ソウルの大塊を受け、王の器の簒奪者は弾け飛んだのだ。
レディ「バラバラね…」
コブラ「らしいな。神の怒りってのはどこでもエゲツないぜ…」
グウィンドリン「………」
破壊の嵐に包まれた地点に残ったものは、人の肉片と擦り切れた外套が混ざった盛り上がりのみだった。
ジークマイヤー「えいやぁーっ!!!」
コブラ「っ!?」
怒声を張り上げて部屋に突っ込んできたのは、ジークマイヤー。
その後ろで杖を構えるのはビアトリスであり、更にその後ろには大鎚を構えし巨人、スモウの姿。
スモウは音と輝き、更に景色の移りを見て、たまらず駆けつけたのだ。
コブラ「お、脅かすない!心臓に悪いぜ…」
ジークマイヤー「ん?コブラ?…こ、これはなにごと…!?」
オーンスタイン「何をしているスモウ!試練に敗れし者をここに入れるなど…!」
ビアトリス「……レディ、説明してくれないか。ここで何が起きたんだ?」
レディ「わ、私にも何がなんだか分からないわ…」
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