515:名無しNIPPER[saga]
2018/10/27(土) 03:36:22.00 ID:LCG/OwM30
レディはビアトリスに説明を求められたが、答えようも無かった。
コブラが神からの使命に難色を示したことは分かるが、そこから先の物事に理解が追いつかない。
黒い外套の男の出現と、その男と竜狩りオーンスタインの確執。不具の暗月と呼ばれる神の降臨と、その神、グウィンドリンが行った処刑。
それらを順序立てて説明するには、十数秒程の時間が必要だった。
しかし急かされるレディは、止むを得ずと語った。
レディ「いいわ、落ち着いて聞いて…」
ビュン!!
レディ「!?」
ビアトリス「えっ?」
しかし、レディの言葉は風切り音に遮られ…
ジークマイヤー「?…今のはなん…」
オーンスタイン「グウィンドリン様!?」
ジークマイヤーの疑問の声も、腹を斬り裂かれたグウィンドリンを抱き支えた、オーンスタインの叫びに掻き消された。
ザッ…
煌めく一閃によってグウィンドリンを斬った者は、肉片と外套の山から立ち上がり…
コブラ「!!」
皮膚無き口で、声を発した。
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