響「まだ空っぽな明日は、限りなく黒に近いグレイ」【偶像喰種2章 後編2】
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◆AyvLkOoV8s
[saga]
2016/09/11(日) 22:55:51.82 ID:ZkwtXhym0
高木「うんうん、それでいいのさ。それが普通の感覚だよ」
高木「食べるために殺すという行為には、その度に命と向き合わなければならない重圧がかかるからね」
高木「殺すのは誰か他人に任せて自分は喰らうだけで済めば……卑怯かもしれないが、健全な心でいられる」
高木「だが"喰種"はそうもいかない」
高木「多くの"喰種"は自らヒトを手にかけ、そしてその度に命と向き合わなければいけない」
高木「"喰種"も、骸の上を平気で歩けるほど…心だけは強く出来ていない」
高木「だから感情を殺す。……一種の自己防衛だね」
高木「そうやって生きてきた"喰種"は、命の価値を『忘れる』」
高木「夢子という子も、その一人だろうね」
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