京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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309:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/26(月) 21:30:43.58 ID:fIKZQmnB0
 帰り道


「ハッハッハ………! また気持ちよく飛ばされたもんだな」

「うう………なんすかあの人たち」


 俺たちは時間も早い冬の夕暮れ道を通って帰っていた。

 同じ卓に着いた途端、俺の思考は次の一言で埋まった。


(わーwww。俺死んだなーwww)


 まるで全力全開時の咲を3人同時に相手にした気分だった。
 
 ちなみにあの人たちとの戦った内容を簡潔に述べると。


半荘1回目
 親が俺で、第1打は北。
 それをタバコ吸ってたお兄さんがポンして、さらに次の巡にお兄さんは西と南を暗槓。
 運よく3巡目で張れた俺は打白。
「ロン。字一色」
 飛びました。


半荘2回目
 もう一度俺が起家で打9p。
「ロン。人和・大四喜・四暗刻単騎」
 黒シャツのお兄さんに飛ばされました。


半荘3回目
 また俺が起家でなんとダブリー出来た。
 今度はさすがに人和でいきなり飛ばされはしなかった。
「御無礼。地和・国士十三面待ちです」
 代わりにツモで飛ばされました。


 ここまでくると意識を飛ばさなかった自分を褒めたい。

 店にいた他のギャラリーは、皆無言で何とも言えない表情で俺のことを遠巻きに見つめていた。

 なぜか店の主人がサービスでジュースを出してくれて、肩を何度か優しく叩かれた。

 ちなみに赤木さんは後ろでずっと腹を抱えながら爆笑していた。畜生め。



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