瑞鶴「提督と翔鶴ねぇ、時々わたし」
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42:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 19:16:16.09 ID:KNa4XLmCo


    *


「………………」

 結論から言えば、やはりというかなんというか、聞かされた物は私の望んでいた話とは全くかけ離れていた。

 ケッコンカッコカリに必要な指輪は、練度99という上限を取り払うことの出来る装備である。

 ケッコンカッコカリを行うには練度が99必要である。

 未だに戦場に行ったことがない翔鶴姉の練度を上げるのに適任なのは、慣れている私である。

 だから明日からの北方海域任務に、翔鶴姉を加えて欲しい、と。

 そして、守ってあげて欲しいと。

 そんな話だった。

「すまない、また瑞鶴の負担が増えるような任務を」

「ごめんね、瑞鶴…」

 執務室に入るまで浮かれて熱されていた頭が、その反動のように心底冷えている。

 これではまるで、出来の悪い道化のようだ。

 勿論、勘違いしたのが私である以上、誰かを責めることなどできない。

 それでも――私は。        


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