瑞鶴「提督と翔鶴ねぇ、時々わたし」
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41:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 19:14:59.01 ID:KNa4XLmCo


『ああ、瑞鶴か?』

「て、提督さん!?」

『すまない、休んでいたところを』

「だ、大丈夫!大丈夫だから!」

『そうか?だったら良いんだが…』

「え、えっと…それで、どうしたの?あ、ごめんなさい!今開けるから……」

『いや、気にしなくていい、ここには瑞鶴を呼びに来ただけだから』

「え?」

『後で時間が出来たら、執務室まで来てくれないか?』

「えっと…よくわかんないけど、ここで用件を伝えていけばいいんじゃないの?」

『…ちょっと、長くなりそうな話でな』

「……?」

 なんだろう。

 長くなりそうならいつまでもこの部屋にいてくれて構わないというのに。大歓迎なのに。 

 もしかして私の部屋に入りたくない理由があったりするのだろうか。汗臭いのだろうか。だったら女の子的にやばいのではないだろうか。

 そんな思考を頭の中で高速回転させる私に構わず、提督さんがそそくさと扉から離れていく気配を感じる。

『…と、とにかく、あとで来て欲しい』

『詳しいことはそこで話すが、新装備の話なんだ』

「え…………」

 ケッコンカッコカリ。

 先程馬鹿にしたその言葉が浮かんで、私は完全に動きを止めた。

「わ、わかった!行くね!今すぐ行くから!」

『あ、ああ…いや、別にそこまで急がなくても…』


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