28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 13:04:17.81 ID:9Q90e43Oo
「……何か?」
「いえ、立派だと…本当に立派だと思うわ」
突然の褒め言葉に、僅かな戸惑いを覚える。
この人が私を褒めるなんて、皮肉以外では本当に珍しい。
「……どういう風の吹き回しですか」
「…褒めたわけじゃないわ、貴女のそれは、立派だけれど私達の領分を超えていると思うの」
「領分?」
「そう、艦娘の領分を」
「…私達の領分は戦うことでは?」
「だから私は正しいとでも言いたげね」
「…はい、そう言っています」
「……瑞鶴」
彼女はそこで言葉を切り、息を吐いた。
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