485: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2018/06/21(木) 21:49:13.93 ID:LAlp/wM/0
正義・鎧武者『……見事也……』サラァッ…………
剣士が斬撃を放ったと同時に、鎧武者の姿は粉々に刻まれていた。
兄「残った魔力分、ぶち込んでやったんだ。満足しただろ?」チャキッ
剣士は刀を鞘に納め、魔力を使い切ったかの様に思いっきり息を吐き出した。
魔術師「おつかれサマー。何発撃ったの?」
魔術師が、魔法で濡らして冷やしたタオルを剣士へと手渡す。
兄「えーっと元の斬撃が5発で、そっから12かけて、更に12かけて、もひとつ12かけて、念のために12かけて、ダメ押しで12かけて……10万くらい?」フキフキ
魔術師「ウン、124万4160発だネ。最後の1回は増やサ無くても余裕だっタだろう二」
単純な話だ。
自身の発する魔術を複製する特性、『クローン』。
それで、増やした斬撃を更に更に更に増やしたのだ。
そして文字通り無数とも見れる空間の刃を受け、鎧武者は粉々に霧散した。
ただそれだけの事。
倍々ゲームに増えていく膨大な消費魔力と、発動させるタイミングと針に糸を通すどころではない魔力コントロールを斬撃全てに行き渡らせる事を除けば実に単純な話だ。
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