226: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:35:03.00 ID:95AyM9Qw0
魔少女「ゴーレムは……オートマタなどと原理は同じ、魔力結晶の魔力を原動力に動いているハズです」
男「魔力結晶って……エリスを直すのに必要な素材の1つだよな?まさか……」
魔少女「えぇ……ここであのゴーレムを倒す事が出来れば……その動力源である魔力結晶を得る事が出来るハズです」
227: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:37:26.05 ID:95AyM9Qw0
カウボーイ「さて……どうする?逃げる?戦う?なんならお茶のお礼に俺がやってもいいけど」スッ……
先ほどまでののんびりとした空気とは一転し、空気を凍てつかせるような戦闘モードにスイッチを切り替えたカウボーイが、ホルスターに装備したリボルバーに手をかける。
トレントの群れを相手に何の苦もなく完勝したカウボーイならば、その格下であるゴーレム一体など瞬く間に倒してしまうだろう。
228: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:40:02.32 ID:95AyM9Qw0
カウボーイ「ふふん……いーね!いーよ君達!!それなら俺は君達とあのゴーレムとの戦いには一切手を加えない……あ、流石にマジで死にそうになったら助けるけどね。それが大人の役目だし」
カウボーイは、意気揚々とピクニックシートに座り、2人に話しかける。
229: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:43:26.82 ID:95AyM9Qw0
男「魔少女、解説!」
魔少女「ガイドブックには情報がありませんでした……ただ、見たところアレは最も簡易的に造られたゴーレム。ランクは8相当で、石の身体のために防御に長けていると記憶しています」
男「よし……魔少女、アイツを仕留めるのは一番火力のあるお前だ。俺がお前の準備が終わるまで相手するから、終わったらデカイのを叩き込め!!」
230: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:46:52.13 ID:95AyM9Qw0
ゴーレム【ゴォオッ!!!】ブンッ!!
それを迎え撃つように、ゴーレムが右腕を振りかぶり右ストレートを放つ。
今の男の装備で当たれば、間違いなく骨折以上のダメージを負うだろう。
231: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:48:30.00 ID:95AyM9Qw0
カウボーイ「単純に火力不足だねぇ……ちょっと研いだくらいの銅の剣とランク1の戦技。それに彼の魔力操作の拙さ。
身体の使い方は十分合格点だが、上乗せするパワーが弱い弱い」
魔力。あるいは気力。
名前は違えど本質は同じ、人間の内に秘められた力である。
232: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:51:06.91 ID:95AyM9Qw0
ゴーレム【ゴォォオオッ!!】ガシッ!
ブンッ!!
男「うぉっ!!」ズザザァァアッ!!
233: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:55:11.65 ID:95AyM9Qw0
男「やっぱまともには敵わねぇな……だったら!!」ダンッ!!
魔法によって動きにブーストがかかっているため、男は容易くゴーレムの背後へと入り込む。
ゴーレム【ゴォォオオッ!!】ブォンッ!!
234: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:58:05.96 ID:95AyM9Qw0
男「撃て!魔少女ッ!!」ダッ!!
魔少女「三種複合魔法……『レイ・スラスト』ッ!!!」カッ!!
魔少女が複合魔法を放った瞬間、何十もの小さな光の刃がゴーレムへと放たれた。
235: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 21:59:33.62 ID:95AyM9Qw0
ゴーレム【ゴォオッ……】
魔少女「くっ……ハァッ……ハァッ……」ドサッ
236: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/08(木) 22:01:37.12 ID:95AyM9Qw0
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