48: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/08/21(日) 23:15:24.72 ID:FjdBR6vJo
横鎮長官「あー、局長君。八雲さんは相変わらず艦娘が嫌いなのかな」
軍務局長「……艦娘でなく、艦政本部がお嫌いなのです」
艦政本部長「……」
横鎮長官「いやー、まぁ。そうか。比屋定さんの時は艦政本部で色々あったからね」
海軍次官「そうなのですか? 艦娘開発は海軍内で二派に別れた、とだけ伺っています」
横鎮長官「あー、君たちのクラスは関わってない世代なんだ。自律機動戦闘艦と霊装魂、どっちにするかで揉めたのよ」
海軍次官「自律機動……噂に聞くナノマシンと艦魂で構成された人工生命ですか」
横鎮長官「そうそう。艦娘を人間じゃなくて、ナノマシン体で作ろうという計画があってね」
海軍次官「随分と野心的な計画ですね」
海軍大臣「うんうん。局長も比屋定事件なんて知らない世代でしょう。八雲さんから何か聞いてるかい」
軍務局長「……当時何が起こったか、程度は」
軍令部総長「歪んだ情報だがな」
海軍大臣「比屋定氏は霊装魂計画を進めるにあたり、死者の出る非人道的な実験を行いながら計画自体が破綻し、引責のような形で自殺しました。それだけのことです」
軍務局長「……比屋定氏については、他殺の可能性があります」
海軍大臣「あーあー。八雲さんが何と言おうと、海軍としての見解は彼女の自殺だよ。いいね?」
軍務局長「……」
軍令部総長(覆水盆に返らず、とな)
海軍大臣「そう、そうね。次に行こう。次は羅針盤の増産計画について―――
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