165: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/29(火) 20:11:14.14 ID:6UrSFTGKo
比屋定「私はこんなに……ちっぽけで」
八雲「誰かと比較しちまえば、背も器もちっちゃい魅力の無い女だと思うよ。皮肉屋でズボラで化粧もしない髪もボサボサ」
比屋定「うぅ」
八雲「良いじゃないか。比屋定海月なんてそんなモンだろ」
比屋定「良い?」
八雲「良いよ。てっぺんから足の先まで、私の知ってる比屋定さんだ」
比屋定「良くないじゃない!」
八雲「アンタが自分をどう思ってるか知らないよ? 私はそういうの良いと思うけどな」
比屋定「……」
八雲「まー三十路に入ると今までとは勝手が違うから、今更無理〜なことも増えるから色々早めにした方が良いぜ」アハハ
比屋定「会って一ヶ月くらいしか過ごしてないじゃない」
八雲「なのになんでこんな風に言うのかって?」
比屋定「……」コクコク
八雲「私は私を助けてくれた人たちと同じように自分以外と向き合う」
比屋定「理解出来ない」
八雲「助けられた分だけ恩返しさ。まぁそういうことにしといてくれ」
比屋定「誰にでも同じように?」
八雲「ああ、可能な限り。命が尽きるまで同じようにするつもりだよ」
比屋定「だからお金が貯まらないのよ」
八雲「そうかもしれないね。でも、信じて裏切られる方がずっと気が楽さね」
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