104: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/28(水) 10:45:50.69 ID:NBdSDHsho
海上艦のスクリューは殺人的な質量と回転数を誇る。
艦の前方で落ちたのなら波は外側へ向く。だが、後方であれば。
グラーフ「巻き込まれていなければおかしい。ましてや後部デッキの側面からだぞ」
雲龍「そうね。大規模な戦闘と混乱があったにも関わらず、一人も死んでないなんて」
助かったのが許せないとか、死ぬべきだったと言う気は勿論無い。全員助かって良かった。だが、
グラーフ「作為的と言わざるをえない」
ビスマルク「……」
雲龍「誰の作為?」
グラーフ「分からん。だが、誰かの作為だ」キリッ
ビスマルク「……呆れた。グラーフって意外と頭悪いのね。さっきも2chまとめ見ながらニヤニヤしてたし」
グラーフ「なっ!? ……ならお前には分かるのか」
ビスマルク「比屋定以外に誰が居るのよ」
雲龍「ですよねぇ」
グラーフ「……私は比屋定の後ろにいる存在も含めて考えてだな」ブツブツ
ビスマルク「言ってたじゃない。味方は世界で一人だけって。それも私たちの提督の可能性が高い」
グラーフ「お前、意外と聞いていたんだな。泣いてたのに」
雲龍「え、ビスマルクさんは泣いてたんですか?」
ビスマルク「い、いいえ。ちょっと心を折られて挫けただけよ。泣いてないわ」
グラーフ「反論内容だったほうがみっともない気もするが」
ビスマルク「うるさいわね。ほっぺた舐めるわよ」
グラーフ「なぁ雲龍、コイツ……壊れたか?」
雲龍「ふふっ。元気になられて安心しました」
グラーフ「え、えぇ……?」
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