273: ◆I4R7vnLM4w[sage saga]
2017/03/09(木) 18:31:55.70 ID:mB8ADYa/0
キャスター「坊やは不思議に思ったことはないかしら?」
キャスター「この土地に大きな寺院が二つあることに」
うしお「ウチの芙玄院と、柳洞寺のことかよ?」
凛「そんなの、この国にはいくらでもあるわよ」
キャスター「いいえ、特殊な使命を持つ寺院がこんな近くに二つあるのは異例よ」
凛「特殊な使命? 蒼月君のところはとらや槍のことだろうけど……」
うしお「そういえば昔オヤジが、槍のありがたあい話をするときに言ってた」
うしお「ウチは槍と妖怪を監視する使命があるけど、柳洞寺も同じような使命があるって」
キャスター「それが霊脈の監視よ。あの伝説の槍や妖怪と同等の使命ということ」
キャスター「それぐらいこの霊地は質の高い霊脈を備えている」
うしお「そういうことか……。それでそのすげえ霊脈を使ってどうするんだ?」
キャスター「質の高い霊脈があるなら、あとは聖杯召喚の器と大量の魔力さえあれば聖杯は手に入るのよ」
凛「……そう、大量の魔力ね。キャスター、それに必要な生贄はどの位いるのかしらね?」
うしお「いけ、にえ……?」
キャスター「そうねぇ。『器の魔術師』と町の人間『全て』といったところかしら」
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