どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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263: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2017/06/04(日) 14:34:38.88 ID:34Xlzq7p0
希「みんな!大きい衝撃があると思うけどなんとかこらえて!」


中央の道にいた絵里とことり、右側の道にいるアルファングと屋根の上にいた海未は希の掛け声に合わせて体勢を低くする。
新しいタロットはタロットの魔法陣の中心に溶け込んでいき、魔法陣から紫色の魔力がにじみ出る。


希「長く待たせてごめんね。今、あなたの力が必要な状況が来たで!」


希はそう言ってタロットの魔法陣に手をかかげ、そのまま手を真上に振り上げる。


希「バハムート!!!」


紫色の魔力は大きな魔法陣を希の上に作って、そこからバハムートが飛び出す。
飛び出す瞬間に合わせて穂乃果はジャンプしバハムートの背中にしがみつく。
出現したバハムートはそのまま上空めがけて飛び上がる。
召喚による魔力の風圧が発生し、その近くの地上にいる魔物たちはその風圧にやられて動けない。
体勢を低くしていた絵里たちは風圧に耐えて、その隙に魔物たちを攻撃していく。

希は上空に手を向け続け、魔力でバハムートを維持している。


海未(スクリオーネでの時は召喚するだけで凄まじい魔力の圧にやられそうになっていたのに、今は維持できている…。すごいです希!)


穂乃果はバハムートと共に空へ飛びあがっていく。


穂乃果「すごいスピード…。バハムート!こうやって背中に乗るのは2回目だね!」


バハムートは顔だけを背中にいる穂乃果に向け、すぐに正面に戻す。


穂乃果「さぁ、大逆転といこう!」


ドラギュラスはすぐに異変に気付く。
真下から大きな魔力が近づいてきているのだ。


ドラギュラス「これは…!?」


バハムートは口から炎の魔力を放つ。
ドラギュラスは空中でとっさに避けるが、バハムートの接近スピードはかなり速くすぐに接触されるだろう。
バハムートは続けて炎を吹き出し、左右に動きながら接近。
ドラギュラスはしっぽを振って撃ち落とそうとするが、バハムートは最小限の動きでしっぽを避けつつドラギュラスの首を掴む。
口に魔力を込めたドラギュラスを見て、バハムートは火炎ブレスをすぐにドラギュラスの顔に放つ。


ドラギュラス「がっ!?」


顔に火炎ブレスを放った途端に、バハムートはドラギュラスの腹部に蹴りを入れた。
しかし足の力はドラギュラスも高い。負けじとバハムートに対して重い蹴りを入れる。
バハムートは攻撃を受けて首を掴んでいた力が緩む。
それを感じたドラギュラスは口をバハムートの顔に向けて闇魔力を放とうとする。

バハムートはちらりと背中の穂乃果の方を向いて合図をする。


穂乃果「了解!」


背中にしがみついていた穂乃果は、バハムートの背中の突起を足場にして軽やかに駆け上がり肩から飛びつく。


ドラギュラス「!?」


穂乃果「細かい部位は私に任せて!」


空中で剣を横にして構え魔力を込める。
ドラギュラスの額の黒い光めがけて、一気に剣を突き出すと魔力が炸裂し空中で加速。


穂乃果「スパイラル・オレンジっ!!」


フェアリー・サンシャインの切先はしっかりとドラギュラスの額の宝石を砕いた。


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