どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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248: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2017/04/04(火) 21:03:06.85 ID:VB1dq4/W0
穂乃果「この音なに!?」


右の道で戦っている穂乃果は中央の道から聞こえた大きな音に戸惑う。


海未「魔物の軍勢を率いているであろう魔物が中央の道に攻めてきて絵里と戦っているんです!」


穂乃果「大変!!」


海未「普通の魔物の勢いも弱まってきています。私たちはこの魔物を確実に倒しましょう!」


穂乃果「っ…。わかった!!」


中央の道ではまた絵里が吹き飛ばされており、地面に倒れ込む。


絵里「剣が食い込んだと思ったら足に蹴り飛ばされた…」


絵里「この2回の攻撃だけなのにかなり重い…」


絵里が膝をついてドラギュラスを見つめていると、自分を優しい魔力が包む。


絵里「この魔法はことりの回復魔法ね!?」


後ろを振り向くと絵里に向けてロッドを伸ばしていることりがいた。
絵里の体の痛みは少しずつ引いていく。


ことり「普通の魔物もかなり少なくなってるよ!」


絵里「わかったわ!」


絵里は剣を強く握りしめ、ドラギュラスをもう一度睨む。


絵里「行くわよ!」


立ち上がってドラギュラスの正面から突っ込んでいく。
ドラギュラスは右手のかぎ爪で絵里を薙ぎ払おうとする。
絵里は立ち止まってから盾でかぎ爪の攻撃を受け止め、足と剣に魔力を込めて突っ込む。


絵里「フローズンブースト!」


足元と剣に氷の魔力が現れ、ドラギュラスは顔を斬られそうになるが顔を大きく上げて剣を避ける。
剣は振りぬかれて空中に氷が現れる。
絵里はすぐに横に飛び込んで距離を取る。
しかし絵里に向かって翼を大きくふるう。
翼から闇魔力が弧を描くように飛び出し絵里を襲う。


絵里「そんな攻撃まで?!」


咄嗟に盾を構えて闇魔法を防ぐ。
闇魔法は絵里の盾で弾けて散り、絵里の後ろの壁に衝突して壁を崩す。


絵里「攻撃も重い!」


ドラギュラスは絵里に向かって突っ込み、頭を大きく上げて絵里に向かって真上から振り下ろす。
横に飛び込んで避けた絵里だが、頭が振り下ろされたところを見ると顎が完全に地面に埋まっている。
ドラギュラスもすぐに顎を引き抜いて頭を横にふるった。
絵里は盾で攻撃を受け止めるが体勢がしっかりしていなかったため完全に薙ぎ払われ、大きく吹き飛んでいく。
比較的近くに作っていたバリケードに背中から直撃し、地面に膝から落ちる。
ドラギュラスは攻撃の手を休めずに絵里に接近していき、足で強く踏ん張ってしっぽを振るう。


絵里「避けれないっ…」




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