95: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/08/07(日) 23:18:02.13 ID:NwoHXpb/o
●あらがい
俺「しっかし…あれだよな。スピリットの能力がなまじ便利過ぎたもんだから、俺達…完全に依存しちまってたよな」
レミ「……うん」
俺「んで、その結果がこれだ。多分…神風自身も、操られてた事に気付いてなかったんだろうな」
レミ「…そうね。虚獣は…本来の役目通り、世界を救おうとしてただけって…判った筈だしね」
レミ「……ゴメン。本当なら…アタシがもっと早く気付いてれば、こんな事になって無かったのよね」
身に纏ったダークチェイサー……ロストを変化させ、装甲及び武装を強化するレミ。
俺「そうでも無ぇさ…多分、知っててもここまでは足掻いてただろうしな。それに……自分の意思じゃ止められねぇんだろ?」
中二病フォーム末期モード…最初から全力全開で、迎え撃つ俺。
レミ「うん……嫌なのに…抑え切れないの。この世界を…終わらせたくて仕方無い。だから…終わらせて」
ロストの爪が根元から鞭のようにしなり、俺に襲い掛かる。
俺はその攻撃を避け、光の刃で爪を切り落としにかかるが……
俺「―――っ」
黒い線が放たれ、それを阻害。
俺は、辛うじて黒い線を避け……更に距離を取った。
俺「ってか…いつ頃からだったんだろうな?」
レミ「確実なのは、アンタがこの子…ロストに襲われた時だけど。多分…神風が闇の核の一部を奪った時には、もう始まってたんだと思う」
俺「闇の核の一部に隠れて…ずっとストーキングしながら周りを騙して来たんだろうな。ある意味、本当のダークストーカーじゃねぇか」
俺は悪態をつきながら、ダークチェイサーの鉤爪を形成。
俺「で………コイツは一体どんなルールで動いてんだ?」
レミ「…アタシも全部は判んない。とりあえず…アンタがアタシを殺さなきゃ、アタシがこの世界が終わらせちゃうのは確か」
レミは、背中から8本の尻尾を生やし…元からあった尻尾と合わせて、9本の尻尾で攻撃を繰り出して来た。
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