90: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/08/03(水) 22:43:24.27 ID:WQSn5+1no
カライモン「狭間に巣食う蜘蛛……アラクの糸に関わる一連。後は…先の虚獣との闘いだろう。そう言う君はどの時点で気付いたのだね?」
俺「俺は……虚獣の戦いの後だな。そっから色々あって…色々あって、黒幕の尻尾を垣間見たんだと思う」
カライモン「…光と闇の核が復活したのかね?」
俺「っ……あ、いや…復活した…って訳じゃぁ無いと思う」
カライモン「では…次は私から質問させて貰おう。君はどうするのだね?真相に踏み込んで、それに抗うだけの覚悟があると?」
俺「正直な所…まだ判らねぇ。ってか多分、踏み込んでみて…そこからなるようになる…いや、するんだと思う」
カライモン「ふむ………まぁ、それならそれで良いだろう」
俺「で…そう言うお前はどうなんだ?気付いた上で、この後どうすんだ?」
カライモン「私の方は、既に行動に移っている。ちなみに…この件に関してはアラク君にも協力して貰っている」
俺「さすがと言うか何と言うか……んじゃまぁ、確認も出来たし俺はそろそろ帰るとすっか」
カライモン「では…最後に私から1つ言わせて貰おう」
俺「ん?何だ?」
カライモン「最悪の結末は、まだ確定している訳では無い。最悪よりも少しはマシな未来も残っている…らしい」
俺「それは…あれか。いや…可能性がある以上足掻いてみるか」
返答…と言うよりは、独り言のように呟き、俺はその場を立ち去った。
そして、屋上から院内へと続く階段へと向かう途中……
―――ノイズが走った
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