65: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/28(火) 23:58:19.04 ID:W3LlktMCo
銀髪の女性「それは違う。神なんて物はただの象徴や役職であって、人格に付随する物じゃぁ無い」
黒髪の女性「…………」
銀髪の女性「ボクたちはあくまでボクたち…ボクたちのまま、存在の係数が変化するだけの話さ」
黒髪の女性「………判りました。貴方の考えに乗りましょう」
金髪の女性「なっ………!?」
黒髪の女性「現に、他の手立ても無く…このままでは、指を咥えて滅びを待つだけしか無いのもまた事実です。それに……」
銀髪の女性「それに?」
黒髪の女性「例え私達が反対したとして…たった一人でも、貴女はそれを実行してしまうのでしょう?」
銀髪の女性「あぁ…勿論ね」
黒髪の女性「だったら…貴女一人で行かせてしまうくらいなら。私も…ご一緒しましょう」
銀髪の女性「………ありがとう」
金髪の女性「まったく……二人揃って意志は固まってしまったようだな。こうなってしまっては、梃子でも動かんのは判って居る事だ。なら……」
黒髪の女性「…………」
銀髪の女性「…………」
金髪の女性「………我も共に行こう。何事においても、汝等だけでは心許なかろう」
そして………夢は終わった。
226Res/301.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20