63: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/28(火) 23:25:45.73 ID:W3LlktMCo
●ほんとの
金髪の女性「今……何と言った?」
夢の中…いや、何時か見た夢の続きの中に俺は居た。
俺の知らない場所………
俺の知らない時間………
俺の知らない人物………いや、人物は知っているか。
銀髪の女性「だから…今までのキミたちの対応その物が間違って居たって言ったんだ」
黒髪の女性「そう言い切るからには…相応の根拠と対策があるのですね?」
銀髪の女性「勿論さ」
金髪の女性「よかろう…では話せ」
銀髪の女性「まず、ウロボロスに対する見解だけど…今までボクたちは、これを絶対的な敵性存在だと思い込んでいた」
金髪の女性「当然だろう!事実、ウロボロスによりどれだけの命が失われたと思って居るのだ!!」
銀髪の女性「でも…それは別に、ウロボロスに限った事じゃぁ無い。成長の裏に苦難があるのは、生物の常だろう?」
金髪の女性「………確かに。空気を始め…雨や火を制し、人は今の文明を築き上げては来た。だが……」
黒髪の女性「言いたい事は判りますが……貴女は、ウロボロスが恵みに転じる試練だと断言出来るのですか?」
銀髪の女性「直接…では無いけれども、その可能性はあると思って居る」
金髪の女性「……何?」
銀髪の女性「僕は思うんだ…今僕たちがウロボロスに追い詰められているこの状態は、危機じゃなくて好機なんじゃ無いか…ってね」
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