62: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/27(月) 23:58:50.12 ID:QMq6hIOao
●ひつぜん
俺「ぐ………ぁ…あァァぁアアああアぁぁぁ!!!」
意識の深層まで澄み渡るような快感と、全てを掻き混ぜて微塵切りにしてまた掻き混ぜたような不快感。
脳細胞の一片に至るまで、余す事無くダークチェイサー化した俺が最初に感じたのは…そんな感覚だった。
俺「こ…レが………ガガガガガガガガガ………」
舌が回らない…と言うよりは、思考に対して発声器官が追い付かなイ。
加速空間の中で思考スピードを上げるのとはまた違イ、思考の構造その物ニ改革が起キてイル。
こレナラ――――
カライモン「…何を考えている?幾らリミッターを解除したとしても、虚獣を倒し切るだけの質量は……いや、まさか―――」
ソウ……そノマサかだ。
ディーティー「リミッター解除もさる事ながら…本当に無茶なのはこれからだね」
人の身…ニンゲンの枠ノ中では、演算が追イ付かナイ。
だが………ダークチェイサーのソレならば、スベテを掌握出来ル。
いや…それも違うか………
ただのダークチェイサーでは無い…・…光と闇…両方の力を兼ね添えたダークチェイサーだからこそ可能な……・・
不完全ながらも…・・…相手の存在その物に干渉する力。
その力で俺は…・・・……・・
――――虚獣を浸食した。
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