魔法少女ダークストーカー 2スレ目
1- 20
59: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/27(月) 23:15:15.56 ID:QMq6hIOao
●あんこく

レミの出現…それに伴って、一瞬にしてその場から飛び去る虚獣。

更にそこから不規則に軌道を変え、背後からレミに迫った所で………

振り向きざにレミが放った黒い線が、虚獣の残った腕を切り落とした。


レミ「っ………バラバラにするつもりで行ったのに、腕だけ!?でも……まだ終わりじゃ無いのよね」

不敵な笑みを浮かべるレミ。そして…そんなレミを見て、後ずさる虚獣。


カライモン「成程……そう言う事か」

そこから更に……何かを理解したのであろうカライモンまでもが、レミ同様に口元に笑みを浮かべ……


カライモン「さぁ…後は任せ給え!!」

つい先ほどまで展開していた魔法陣に、最後の一手を加えて…術式を完成させた。

そして、その術式の発動により……


虚獣の背後に、巨大なブラックホールが出現した。


ブラックホールに半身を飲み込まれ……そこから抜け出そうと足掻きもがく虚獣。

だが…それが文字通り無駄な足掻きとなる事を、俺は知っていた。


地球に現れた虚獣と、同じ末路。

唯一の懸念は、質量が減少しきった際の瞬間移動だったのだが…それが可能になった時点の質量では、今の俺達を倒す事など出来ない。

虚獣が飲み込まれるまでの僅かな時間……その時間の中で、俺は…これまでの戦いを思い返す。


が…………そこで終わりでは無かった。


カライモン「くっ…ダメだ!思ったよりも早く対応された!!このままでは振り切られてしまう!」

俺「なっ…!?」

レミ「だったら…もうちょっと範囲を拡大出来ない?今抑えてる分を開放すれば……っ」


カライモン「駄目だ、それは出来ない!このまま虚獣を飲み込む範囲まで拡大すれば、レミ君が…っ」

レミ「私の事は良いから、やって!!神風の死を無駄にしちゃダメよ!」


レミは全速力で虚獣との距離を取る…が、それを追うように、虚獣もまた僅かながらその身をブラックホールから引きずり出す。

このままでは、作戦の失敗は時間の問題……全てが水泡に帰す。そして、そうならないためにレミは覚悟を決めた……


…………だが


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
226Res/301.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice