53: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/26(日) 00:45:16.31 ID:JbMqKR0Io
○ゆめおい
「なるほど…特性は掴めました」
「念のために、ディメンションスレイヤーだけで攻撃してもらったが…最初っから出し惜しみせずに、ダークチェイサーで攻撃しても良かったかもな」
「それはあくまで結果論です。温存して、いざと言う時のための奥の手にしておいた方が良いじゃないですか」
「いや…確かにそれはそうなんだが……こう、男としてだな…女の子にばっかり戦わせるってのもアレなんだよ」
「もしかして…コンプレックス感じてますか?」
「………そうだよ、悪ぃかよ」
「いえ、貴方らしくて良いと思います」
「そんな俺らしさはいらねぇなぁぁぁ!?」
「駄目ですよ、否定したら」
「くそっ………にしても、良いのか?本当はあっちの加勢にも行きたいんじゃ無いのか?」
「良いんですよ。私には私の…こちらの私にはこちらの私の領分がありますから。それに……」
「それに…何だ?」
「今の私には…貴方が居ますから」
「―――――っ!!!あぁくそっ!いきなりそんな事言うのは反則だろ!!」
「私も一応、元悪役ですから。ルール無用の残虐ファイトはお手の物です」
「っ…開き直られたら反論出来無ぇ。あぁくそっ!次行くぞ!次!」
「……はいっ、どこまでもご一緒します」
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