41: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/23(木) 23:14:13.05 ID:T5WbXjFvo
その体表に切れ目が入った…かと思えば、今度はその切れ目から体表が薄く剥離を始め……
それが何度も、何度も…まるで紐解かれるように、円を描きながら捲れ上がっていく。
そして、その動きが一旦収まると……
ハル『………綺麗ですね。お花みたいです』
レミ『でも、そんな可愛い物じゃ無いのよね……絶対』
鯨のような形の蕾が花開き…虚獣はその身を一輪の花へと変えて居た。
俺『ってか問題は……この変質が意味する事なんだが…』
中心の花弁が開き……その奥から覗く、白い球体。
その球体は、みるみる内に収縮を始め……気が付けば、1メートル程にまで縮まり……
周囲に展開していた花弁が、球体に向けて集まり…衣のような物を形成。
更にそのまま、今度は球体の形状が変化して行き………
その結果………俺達の目の前に現れたのは………
虚獣「―――――――――」
人型…………いや
少女の形をした虚獣……だった
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