36: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/21(火) 23:03:58.28 ID:sb64dYF/o
カライモン『さて……また新しい女の子を、ハーレムに引き込もうとしている所を悪いが…』
俺『いや、ちげーよ!!どこをどう見たらそうなるんだ!?』
ハル『………え?』
レミ『えー………?』
俺『………えっ?』
カライモン『はいはい、漫才はそこまでだ。とにかく…今回の作戦を伝えさせて貰うが構わないか?』
俺『お、おう………今回も俺が中心になる流れになりそうな感じか?』
カライモン『私も最初はそう考えていたのだが…そこまで悠長な事をしている余裕は無いかも知れない』
ハル『だったら…どうするんですか?』
カライモン『こんな事、作戦と呼べるかどうかは判らないのだが……各々が尽力し、全力で攻撃して畳みかける。それが…最善と言わざるを得ない』
俺『…何だ何だ、お前らしくもない直線的な作戦だな。んでもまぁ……』
レミ『そう言うの、嫌いじゃ無いのよね』
光の束の第二射を回避しながら…カライモンの指示の下、各々の判断で虚獣との距離を縮める俺達。
続く第三射、四射を掻い潜りながら…まずは俺が虚獣に接近して………
俺『うおぉぉぉぉぉぉ!!!』
ディメンションスレイヤーを200メートル近くにまで巨大化させ、それを振り下ろす。
相手のサイズがサイズなだけに、与えたダメージはさほど大きくは無く…全体から見れば、かすり傷程度。
だが……そんな事は想定内の大前提。
斬撃を見舞った後、俺はすぐさまその場を離れ……入れ替わりで、今度はハルが杖を構える。
そして………
ハル『………行きます!!』
俺が作った切り口に向けて、光の魔法を全力で叩き込む。
僅かに傷口からはみ出した光が、放物線を描きながら虚獣の体表を滑る中…反対に、傷口に叩き込まれた光が…着実に内側から虚獣を抉る。
虚獣は身体をのけ反らせて…のたうちながらも、全方位に向けて光の束を乱射。
出鱈目に飛び交う光の中を、神風か示すままに掻い潜り………
カライモン『では………少々早いが切り札を使わせて貰おう!!』
そう宣言するか否か、カライモンが後方にゲートを展開。
そして、そのゲートからは………
何と表現するのが適切なのか判らないが…巨大な建造物のような物が姿を現した。
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