31: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/21(火) 21:40:21.80 ID:sb64dYF/o
●さくせん
カライモン「さて………それでは全員揃った所で、今回の作戦を説明させて貰う」
カライモンの地下秘密基地に集まり…対虚獣戦の、作戦説明に耳を傾ける俺達一同。
敵の規模もさる事ながら、その舞台においても俺達が経験した事の無い未知の領域。
ほんの僅かなミスが全滅に繋がりかねない以上、僅かな情報も聞き漏らす事は出来ず…皆が皆、真剣に聞き入っている。
アラク「…………クー…スピー………」
……ただし、アラクを除く。
カライモン「まず…私やハルくん、並びにその契約者達に至っては…防壁を展開する事により、宇宙空間での活動が可能な事が判っている」
ハル「私とカライモンさんの二人で…この二日間で検証しました」
ユズ「あ…防壁は張れるとしても、空気はどうするんッスか!?息が出来なかったら死んでしまうッスよ!?」
カライモン「それに関しても問題は無い。ゲートを開いたままにしておいて、そこから空気を供給すれば良いだけの話なのでな」
レミ「ぁー…そんな使い方も出来るのね。でも、アタシ達はどうすれば良いの?防壁なんて作れないわよ?」
カライモン「レミ君や彼に至っては、問題…と言う以前に、必要無いと言っておこう」
ユズ「え?どう言う事ッスか!?」
俺「露出している頭部さえダークチェイサーで覆ってしまえば、宇宙服替わりに出来る…って所か?んでも、実験も無しにそんな事…」
カライモン「出来る…と断言出来るだけの実績を残して居るだろう?逆に聞くが、出来ないと思うような要素があるのかね?」
俺「ぁー…うん、確かにやろうと思えば出来るだろうなぁ………」
レミ「酸素にしたって…この子達の中で合成出来るって言ってるから、問題は無さそうね」
俺「んでも…どっちの方法にしろ、ただ宇宙空間に居るだけじゃなくて、惑星サイズの敵との戦闘しながらなんだよなぁ?力が尽きた瞬間、文字通り力尽きちまうぞ?」
カライモン「なぁに、その点に関しても問題は無い。今回の戦闘では、魔力の供給手段もちゃぁんと確保してあるのだよ」
俺「供給って言っても…半端な量じゃ雀の涙だよなぁ。どんな手段なんだ?」
カライモン「実はだね…宇宙空間その物を魔力に変換する術式を作り出す事に成功したのだよ。この術式を皆に付与する事で、魔力不足を解決出来るだろう」
俺「…………はぁっ?!」
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