32: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/21(火) 21:52:48.13 ID:sb64dYF/o
ユズ「え?宇宙空間って何にも無いんッスよね?どう言う事ッスか??」
レミ「えっと…まず、宇宙空間って何も無いみたいだけど…実は知覚や解明されて無い未知の物質が存在してるのよ」
俺「んでまぁ…中には、実質上の質量を持たない粒子なんかもあったりするんだが…」
カライモン「当然、その双方に対応している」
俺「だよなー………」
ユズ「………え?え?え?」
俺「まぁ何だ…あれだよ、みかんゼリーのゼリーの部分。あの透明な部分を食べるみたいに、宇宙を取り込む物と思ってくれりゃぁ良い」
ユズ「あー…それなら何となく判るような感じがするッスね。と言うか、そんな物を作ってしまうなんて、やっぱりカライモンさんは凄いッス!!」
カライモン「ふふふ…もっと褒めてくれ給え」
俺「…とまぁ、子芝居はここまでとして…だ。供給元は無尽蔵でも、供給速度が間に合わなくなる場合もあるだろ?その時はどうする?」
ハル「そうですよね……魔力が尽きたら、宇宙空間で生身と同じになる訳ですが……」
カライモン「その場合は…魔力が一定値以下になると同時に、ゲートが展開して強制離脱するようになっている。なぁに、ぬかりは無いよ」
俺「成程…な。んで、改めて回復してからすぐ戦線に復帰すれば良い…って訳か」
カライモン「いや、それは難しい。一度離脱したら、すぐには戻って来れないと考えてくれ給え」
俺「………は?」
カライモン「まず単純に…魔力が空っぽの状態で、再びゲートを開く事は出来ない。ゲート分の魔力が回復しても、戻った所で満身創痍では意味が無いだろう?」
俺「お、おう……」
カライモン「それに…強制離脱の場合、座標の把握と計算を省いて力技で置き換え転送をするのでね。戻るための再計算にも時間がかかってしまうのだよ」
俺「あぁ……そう言う事か」
カライモン「…と言う訳で、説明は以上だ。他に何か質問はあるかね?」
俺「あー…っと、作戦とか…具体的な戦闘方法とかは無いのか?」
カライモン「臨機応変だ」
レミ「行き当たりばったりの、出たとこ勝負…って事ね」
カライモン「敵の情報が少ない以上、そうとしか言いようが無いだろう?」
俺「まぁ…そりゃぁそうか………」
カライモン「さて…では、準備が出来た所で出発だ。逃げ帰るならば今の内だぞ?」
俺「はっ………冗談ぬかせ!」
カライモン「宜しい、では行こう」
カライモンの号令と共に、俺達の足元に現れる魔法陣。
その魔法陣がエディの扉…ゲートと同様に、俺達を虚獣の下へと転送した。
ただし…ユズとDTは除く。
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